2026 Beta SINCRO Factry 2T
Beta は新型「Beta Sincro Factory」を発表します。
完全新設計となる「Beta Sincro MY26」の導入によりトライアル界に革新をもたらしたBetaは、イタリア・フィレンツェを拠点とするメーカーとして、トライアルセグメントにおける競技性能の究極系を体現するファクトリーモデルをもって、その伝統をさらに発展させていきます。
「Beta Sincro Factory」は、トライアル競技においてより高いパフォーマンスを求めるライダーのために開発されたファクトリーバージョンです。
すべてのコンポーネントは軽量化、レスポンスの向上、そしてマシン・ライダー・路面の一体感を高めることを目的として設計されています。
高性能コンポーネントと緻密なエンジニアリング設計の組み合わせにより、最もテクニカルなセクションにおいても高い精度で攻略できるマシンを実現しました。
「Beta Sincro Factory」により、あらゆる障害物は限界へ挑戦するための機会へと変わり、トライアル本来の純粋さとアドレナリンに満ちた体験を味わうことができます。
SINCRO FACTORYはSTDモデルをベールとしながらも、コンペティション専用マシンとして明確にキャラクターが異なり、また他ブランドには見られない数々の特徴を備えています。
エンジン
⚫ ブラック・マグネシウムクランクケース
マグネシウム製ケースの採用により、STDモデルと比べて約 1kg の軽量化を実現し、妥協のない俊敏性とレスポンスをもたらします。
冷却系統にはSincro MY26のために設計された新しい冷却回路を活用し、冷却水がマグネシウム合金に直接接触しない構造とすることで腐食を防止しています。
これはクラッチ側エンジンケース内部に装着されたナイロンインサートにより実現されており、エンジンのスリム化と耐久性を両立する内部配管構造となっています。
SINCRO FACTORY 125はクランクケースリードバルブ式となります。これは125ccモデル専用として最適を求めて開発を進めた結果であり、250/300のピストンリードバルブ式と異なります。
⚫ クラッチ(250cc/300cc エンジンのみ)
新しいダイヤフラム式クラッチは、外形寸法を維持したままクラッチディスク枚数を標準モデルの6枚から7枚へと増加。
これにより、精密なコントロール性と安定した作動を実現し、過酷な使用条件下でもレバー操作のスムーズさを維持します。
さらに、伝達可能トルクは約 20%向上しており、高出力時でも確実な駆動力伝達を可能となっています。
特に高回転域で繰り返される極限的な操作において有効であり、繊細なトルク管理が求められる状況でも優れた性能を発揮します。
⚫ チタンエキゾーストパイプ(250/300)
エキゾーストシステム全体を再設計。
250cc/300cc モデルではチタン製エキゾーストパイプを採用し、内部径の拡大により中〜高回転域での性能向上を実現するとともに、500g以上の軽量化を達成しています。
サイレンサーも新マニホールドに合わせて設計を見直し、よりダイレクトな排気レイアウトを構築。
これにより最大出力の向上とスロットルレスポンスの改善を実現しました。
新しいレイアウトにより、優れた扱いやすさを維持しながら、精密で俊敏なパワーデリバリーを可能としています。
⚫ チタンエキゾーストパイプ(125)
Sincro Factory 125のエキゾーストパイプもチタン製ですが、大排気量モデルとは前半部(シリンダー側)の径および長さが専用設計となっており、さらに専用サイレンサーを採用しています。
サイレンサーは全長を短縮し、内部パイプ径も 250/300cc モデルより小径化することで、125cc エンジンの性能を最適化しています。
Betamotor の伝統に則り、トライアル・ファクトリーモデルには標準モデルよりも高性能なエンジンが搭載されており、この特徴は「Beta Sincro MY26」においても継承されている。クランクケースの軽量化、チタン製エキゾーストシステムの採用、さらに専用シリンダーの組み合わせにより、車体の取り回し性能は一段と向上。エンジンはより高い性能と優れた扱いやすさを両立し、必要な場面では爆発的なパワーとワンランク上のパフォーマンスを発揮する。また、ハンドリングは極めて優れており、振動も最小限に抑えられている。
⚫ イグニッションシステム(300)
Sincro Factory 300 2Tには、トライアルバイクとして初めてデュアルスパークプラグシステムが採用されました。
シリンダーおよびシリンダーヘッドは完全新設計となり、シリンダーヘッドには 2本のスパークプラグを備えています。
このシステムは、Betamotor のエンデューロマシン「RR RACE」においてすでに実績を重ねてきた技術であり、今回トライアル競技向けモデルであるSincro Factoryにも導入されました。
2ストローク300ccエンジンにデュアルスパークプラグ方式を採用したことは、効率性および安定したパフォーマンスの面で大きな前進を意味します。
2 か所の点火ポイントにより燃焼室内の燃焼がより均一となり、ノッキングを低減するとともに低回転域でのスムーズさを向上させています。
これは低速域での繊細なコントロールが極めて重要となるトライアルにおいて、この特性は大きな利点となします。
またこのシステムは燃焼をより迅速かつコントロールされた形で進行させることでエンジンレスポンスを最適化し、扱いやすさを高める。
2本のスパークプラグはエンジンの熱管理にも寄与し、プラグのかぶりを抑制するとともに、長時間の使用においても安定した性能を維持します。
その結果、より俊敏でスムーズ、かつパワフルな特性を備え、テクニカルなセクションをより高い精度と自信をもって攻略できるマシンに仕上がっています。
⚫ Factory300専用シリンダー
Factory専用設計の新シリンダーには、STDモデルとは異なるエキゾーストポート設計が採用されており、排気フローをよりダイレクトに制御することで、低回転域でのレスポンスとトルクの向上を図っています。
このシリンダーは、デュアルスパークプラグを備えた新シリンダーヘッドおよび専用エキゾーストシステムと組み合わされることで全体のバランスさせています。
結果として、全回転域において力強さと扱いやすさを両立した、高性能エンジンを実現しています。
⚫ ECU(300)
新エンジンを最適に制御するため、ECU コントロールユニットも改良されました。
特に点火アドバンスマップについては、Sincro 300 Factoryに採用された各種新コンポーネントによって向上した性能とのバランスを取るべく、専用のキャリブレーションが行われています。
これにより、パフォーマンスの向上と扱いやすさの両立されています。
⚫ エンジンスタートシステム
Sincro Factoryには、電動セルスターターは装備されていません。
これは競技用途において不要な重量を排除するための仕様であり、後から追加装着することもできません。
シャシー
⚫ フロントフォーク
Sincro Factory MY26のフロントフォークは、STDモデルと同様にフォークチューブ中心間距離を 10mm 縮小した構成を採用し、従来モデルと比較して機械構造および油圧特性の両面で進化しています。フォークアウターは外観および内部加工の両面で新設計されました。
フォークチューブの全長を短縮することでコンポーネントの軽量化を図り、ジャンプやホップなど空中動作時の軽快感が向上しています。
また、インナーチューブのゴールド仕上げはマシンのルックスのアクセントであると同時に、摩擦低減にも寄与する機能的な処理です。
このカラーリングは TIN(チタンナイトライド)処理によるもので、優れた摺動性を実現しています。
さらに本モデルではダブルコンプレッションダンピングを採用。これによりハードな着地時のサポート性を高めるとともに、ピッチングを大幅に抑制し、トラクション性能が向上しています。
油圧設定も競技志向の使用を想定して見直されており、より俊敏なレスポンスを実現。
リバウンド調整に加え、スプリングプリロード調整も可能で、さまざまなライディング条件に対応する。
⚫ リアショック
Sincro Factory専用設計バージョン。
新しいリンク機構に合わせた専用セッティングと、新しい取付位置の採用により、よりプログレッシブな作動特性を実現するとともに、ホイールベースを変更することなくマスの集中化にも寄与しています。
ボディは標準モデルより大型化されているが、軽量アルミニウム製とすることで軽量性を維持。
さらに新たにコンプレッション調整機構が追加され、従来どおりリバウンドおよびスプリングプリロード調整も備える。
これらサスペンションの改良により、コンプレッション時のプログレッション特性が向上し、リバウンド時のレスポンスも改善。
岩場での「フローティング」動作を容易にするとともに、大きな障害物からの着地など強い衝撃の吸収性能も向上しています。
⚫ ブルーアルマイト削り出しトリプルクランプ
高い剛性と軽量性を両立し、標準モデルと比較して約 100g の軽量化を実現しています。
さらにハンドルバーマウントポジションは前後方向2か所から選択可能で、理想的なライディングポジションを設定できます。
このコンポーネントは新設計されており、ファクトリーチームのマシンに採用されるパーツと同様となっています。
⚫ ブラックアルマイトフットペグ
CNC 加工により、高い構造剛性を確保しながら軽量化を実現。
これにより、ライディング時の操作精度と力の伝達効率を向上させています。
また、素材は優れた耐腐食性と熱安定性を備えており、過酷なコンディション下でもブーツとの高いグリップ力を確保するとともに、上質な外観仕上げを実現しています。
⚫ ブルーアルマイトハンドルバー
鮮やかなブルーアルマイト仕上げが目を引く、Reikon製ハンドルバーを新採用 。
定評のある「しなやかさ」はそのままに、ファクトリーマシンに相応しい精悍なルックスを演出します。
⚫ 専用シリコン製ラジエーターホース
エンジンの冷却性能向上に寄与するとともに、ゴムホースに比べて耐久性に優れています。
⚫ レーシングブレーキディスク
Galfer 製レーシングディスクを採用し、ドライおよびウェットの両コンディションで最大限の制動力を発揮します。
セルフクリーニング設計の新型ディスクは極めて軽量で、バネ下重量の低減にも貢献し、車体のハンドリング性能を向上させています。
⚫ ブレーキ/クラッチマスターシリンダー
BrakTec 製マスターシリンダーを採用し、優れたコントロール精度を実現。
要求の高いライダーにも応える操作性を備えています。
⚫ リアブレーキキャリパー
ブレーキパッドの振動を抑制するアンチバイブレーション機構を備えたリアブレーキキャリパーを採用。
⚫ ブルーアルマイトホイールリム
Excel 製の新しいブルーアルマイトリムを装備。
⚫ タイヤ
Dunlop Geomax Trial タイヤを標準装着。
⚫ 新グラフィック
新しいグラフィックデザインにより、Factoryモデルのレーシングキャラクターをさらに強調されています。
アルミニウム地肌のフレームに、ベータのレースモデルを象徴するレッド&ブルーの組み合わせと、ブルーアルマイト仕上げの各コンポーネントが車体全体のデザインを引き締め、これまで以上にレーシング志向の外観を完成させています。
希望小売価格
Sincro Factory 2T 125 1,350,000円(税別) 1,485,000円(税込)
Sincro Factory 2T 200 1,350,000円(税別) 1,485,000円(税込)
Sincro Factory 2T 250 1,380,000円(税別) 1,518,000円(税込)
Sincro Factory 2T 300 1,400,000円(税別) 1,540,000円(税込)
※販売店様までの送料 14,000円(税別)15,400円(税込)が別途必要になります。
※四国、九州、北海道の全域及び一部エリアは最寄りの営業所止めでの配送となります。
※125/200/250は通関証明書、譲渡証明書、諸元表が付属しナンバー取得が可能です。
※300は競技専用モデルとなり、ナンバー取得はできません。
※全モデル、リーガルキットは別売となります。
※為替変動により予告なく希望小売価格を変更する場合があります。
販売価格: 1,350,000円~1,400,000円(税別)
(税込: 1,485,000円~1,540,000円)
オプションにより価格が変わる場合もあります。